令和2年8月9日に考えたこと

どういう人間であるべきなのかって、分からない

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

日本のタンカーが海外で座礁して、油が海に流出しているというニュースが流れてきました。
モーリシャスという綺麗な海での事故。世界有数のサンゴ礁がある場所のようです。

このニュースを見て最初にやったのは、日本のどこの企業が事故を起こしたのかを確認すること。
そして自分が株を保有している企業とは関係が無いことを確認し、そのまま掲示板で来週以降の株価への影響を調べたのでした。

情報を調べながら、我ながら褒められた行動じゃないなと思いました。
環境が破壊され、観光で生活をしている現地の人たちがいるのに株価を気にすること。
かといって自分が他にできることもなく、株価を調べることがなぜダメなのか論理的には説明できないのですが、感覚的にこれは良くないと思ったわけです。

ではどうすることが正しいのか。それもよく分からない。
株価を見ないことが正解だったのか。現地の人たち心配だけしているのが正しかったのか。それはそれで偽善な気もする。

そもそもお金というものが、日本ではあまり良いイメージで扱われることがありません。
ボランティアとか無償の愛こそ美しく、商売や金儲けは悪のイメージがある。正直僕もお金という言葉にはちょっと抵抗感があります。

いやいやお金がどうこうじゃなくて、自分に被害があるかをまず調べた行為がいやしかったのか。
自分がどういう人間であるべきなのかって、分からない。

ウチヤマ ケンイチ