令和3年2月18日に考えたこと
僕は不完全で非効率でも大丈夫な部分をデザインする
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
AIやコンピュータに対する信頼感というのは、人によって結構違うみたい。
僕はたぶん、人と比べてそれらを信頼している方なのです。
以前、知人に自動運転の車が増えれば安全だという話をしたら、「機械が運転するなんて怖すぎる」と言われました。
僕自身、あまり運転が得意でないというのもありそうですが、それを差し引いても機械に対する評価は随分と違うんだなと。
最近やっている将棋のアプリもそう。
僕は人間がコンピュータに勝てるわけがないと思うのですが、10年くらい前までは人間がコンピュータに負けるわけがないというのが常識だったようです。
もちろん、AI自体が進歩して10年前と比べると世間の常識も変わったわけですが。
ちなみにデザインについても近い将来、使いやすいデザインや好まれるデザインはAIの方が人間よりも良いモノを生み出すんじゃないかと思ってます。
クリエイティブな部分は人間にしかできないと言われているのですが、それは果たしてどうかなと思う。
別に僕としては、デザインの仕事をAIに取られてもそれはそれで構わなくて、そうなったとき僕は不完全で非効率でも大丈夫な部分をデザインしようと思ってます。
自動車よりも足が遅くて、機械よりも力の弱いけれど、スポーツなんかは生身の人間が行うから面白いし感動する。
AIが仕事を助けてくれるなら助けてもらって、僕は自分の役割を変えたい。
ウチヤマ ケンイチ