令和3年3月9日に考えたこと

数日から数週間で一気にその業界のことを理解する

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今日は新しく始まるプロジェクトの初回の打ち合わせでした。

初対面の相手と新しいプロジェクトの進め方について認識を合わせる。
初回の打ち合わせは、あらゆる打ち合わせの中で最も難しいかもしれません。

打ち合わせも数回重ねれば、話は徐々に具体的になり、それを手がかりに会話もしやすくなる。
それが初回となると手がかりはほとんど無く、まっさらな場所にいかようにでも計画することできる。

プロジェクト全体の中で最も不安定で、その代わりに自由度と可能性が最も高い。僕はこの初回の打ち合わせが好きなのです。

すべてがまっさらなわけだから、北にも、南にも、東にも、西にも行ける。
逆に言えば、この初手を間違えてしまうと、見当違いの方向に進んでしまうわけで、責任が最も大きい打ち合わせとも言えます。

新しいプロジェクトが始まると思い出すのが、新人の時にコンサル出身の上司が言っていた言葉。
コンサルというのは様々な業種、業界と一緒に仕事をする上に、短期間でプロ相手に提案をしなければならない。
だから、数日から数週間で一気にその業界のことを理解するんです。

こういう高すぎるゴールを見せられると、もはやブレイクスルーをするしかなくなるんですよね。
一見不可能そうなことに平然と取り組んで、そして普通にやり遂げてしまう先輩たち。
それを新人の時に目の当たりにできたのは、今思うとすごく大きかったです。

ウチヤマ ケンイチ