令和3年3月10日に考えたこと

そこに理屈がないからこそ、良いということもある

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

アプリで将棋を指しているとたまにタップミスをして、思いもしないところに駒を動かしてしまうことがあります。
ほとんどはそのまま負けに繋がってしまうのですが、たまにその手が自分では思いつかないような好手となって勝ってしまうことがあるんです。

そういえばデザインをしていても偶然並べた要素が意外と良くて、それが本番のヒントになることがあります。
自分の頭で考えている限りは連想ゲームのように全部が繋がっているから、どうしても似たような発想、似たようなアイデアになる。
操作ミスや偶然の発見というのは、そんな自分の発想の殻をやぶってくれる。そこに理屈がないからこそ、良いということもあるんですよね。

こういう偶発的な発見は、人と一緒にいると起こりやすい。
そもそもが別の人間だから考え方も発想も違うのが当たり前で、だからこそ人と議論をするというのはとても大事だと思うのです。

僕が仕事で顧客のプロジェクトに入るときは、どうしても専門家という立場上、僕のアイデアを尊重してくれるケースが多いのです。
もちろんありがたいことではあるのですが、1人の頭で考えていたら、どうしても可能性は限定されてしまうんですよね。

ある程度自分のやり方や考え方に型ができつつある今こそ、あえてそれを崩しにかかるような偶然を取り込む仕掛けが必要だと思ってます。
明日から、サイコロでも持ち歩きましょうかね。

ウチヤマ ケンイチ