令和3年3月11日に考えたこと

自分たちの暮らしや今後の生き方を見直すきっかけ

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

東日本大震災から10年。
あっという間だったと思っていたのですが、思い返せばこの10年前の震災がニッカオフィスとして独立するきっかけになったのです。

そこから会社員をしながら計画をして、準備を進めて、実際に独立して、その生活ももう4年半。
そう考えるとこの10年はとても長く、震災というものが途端に昔のことのように思えるから不思議です。

元々、新卒で企業に入社した時も長く勤める予定はなく、「いつかはデザイン事務所で独立しよう」と考えていました。
ただ忙しい毎日の中では、いつかはいつかのまま。具体的に行動に移すきっかけを失っていたのです。

震災を通じて、やりたいことがあるならやれるうちにやるべきだと思い、そして震災後の時短勤務の中で、短い時間でもやり方次第では成果が出せることに気付いたのも大きかった。震災を経験しなければ、その後は変わっていたと思います。

10年が経った今、奇しくも世の中はコロナという状況。
喜ばしいことではないのはもちろんですが、ただこの状況というのは僕とって震災がそうだったように、多くの人が自分たちの暮らしや今後の生き方を見直すきっかけになるとは思うのです。

ちなみに僕自身も今回のコロナ生活で、改めて自分の今後について考えています。
ただ、まだ明確な答えはなくて、後から考えたときに「今の人生はコロナがきっかけだった」と思うのかもしれません。

ウチヤマ ケンイチ