令和3年4月1日に考えたこと

選べないことの中にも、楽しさはたくさんあった

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今日から新年度。ただ会計年度が1月始まりな上にひとり会社となると、何か新しいことが始まったという感覚はほとんどありません。
姪はこの春から小学生となり、これから通う場所も、毎日の授業も、世間からの見られ方も変わる。新しい友だちもできて、初めての経験も増えていく、それがなんだか羨ましいのです。

会社員をしていた頃は部署や人の入れ替えもあったので、それなりに新年度感はありました。
今の単調な毎日も悪くないのですが、でも年に1度くらいは自分の意志とは別に、環境が変わる仕組みというのはあっても良いかなと思うのです。

ポイントは、自分の意志とは関係ないということ。
大人だって自ら新しいことを始めたりはできるわけですが、そうなるとどうしても自分に都合のよいことばかりになってしまう。

クラス替えで思いがけない友だちができたり、望むか望まないかに関係なく時期が来たら進路を決めなければならなかったりと、そういうことが人生を前に進めてくれると思うんですよね。
変な言い方ですが、不自由さとか、不確実性とか、はたまた望まない結果も含めて、それらが人生にバリエーションを生み出して、それが豊かさに繋がっているんじゃないかと、今になって思うのです。

学校はどんな場所なんだろうという緊張と、そこに適用しようとする頑張り。
選べないことの中にも、楽しさはたくさんあったんだよね。

ウチヤマ ケンイチ