令和3年6月24日に考えたこと

物理的に立場を変えてみると視点も変わる

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

段々と将棋にも慣れてきて、最近はどのように攻めればよいのかも少しずつ見えてきました。
ただ、こと守りに関しては思いがけないところから攻め込まれて、あっけなく負けてしまうことがよくあるんです。

理由はいくつか思い浮かぶ。攻めることばかり考えてどう守るかをあまり考えていなかったり、あと普段から守りの勉強もしてなかったり。
そしてもう1つ、相手側から見たときの盤面の状態を正しく理解できていないかもしれない、と思ったのです。

将棋というのは相手と向かい合って行うゲーム。最初の駒の配置は双方同じですが、駒を動かすうちに当然それぞれが見ている盤面の並びは逆になっていきます。

将棋アプリには対局を振り返る機能が付いていて、その際に盤を逆にすることもできるのですが、相手側の向きでから対局を振り返ると、僕にはまるで違う対局に見えるんです。
もちろんどっちの向きから見てもまったく同じ対局のはずなのですが、そうは思えない。
きっと、自分側から見た形は理解できていても、逆から見た形が理解できていないんでしょう。だからどう攻めてくるかも分からない。

試しにタブレットを逆にして対局してみたら、指す場所がズレたりとミスを連発しました。
物理的に立場を変えてみるのって、視点を変えるのにかなり効果的ですね。そういえば打ち合わせなんかでも、場所を変えると見えるもの随分と変わったんだった。

ウチヤマケンイチ