令和3年9月27日に考えたこと

新人が社長を呼ぶときですら「さん付け」が普通

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

将棋の世界では多くの場合、棋士の名前を呼ぶ場合には後ろに段位や保有タイトル名をつけて呼びます。
これまで特に意識をしてなかったのですが、考えてみると結構変わった慣習だなと思うのです。

ビジネスの世界にスポーツの世界、あとデザインの世界なんかではそういう慣習はあまり聞きません。そもそも段位という制度がない。
似てるところでいえば、ビジネスならば部長や課長みたいな役職名、スポーツならチャンピオンとか王者でしょうか。

僕が新卒で入ったリクルートには役職を付けて呼ぶ習慣がありませんでした。
新人が社長を呼ぶときですら「さん付け」が普通で、なんならあだ名で呼ぶことも当たり前でした。

別にそれがルールというわけではなく、それこそ企業文化なわけですが、役職で呼ばないことはベテランから新人までがフラットに意見を言い合える雰囲気づくりに一役買っていたと思います。

では名前に段位が付く将棋の世界がフラットではないかと言うとそんなことはなく、むしろ対局結果という明確過ぎる勝ち負けがあるわけで、そもそも気持ちの面でフラットにする必要がないのかもしれません。勝負の世界ってシビアです。結果がすべて。
そんなタフな部分も将棋にすっかりハマっている理由かもしれません。

そういえば本日2回目のワクチンでした。
これでもう大丈夫な気がしてしまっているのですが、そういう油断はいけませんね。

ウチヤマケンイチ