令和3年11月8日に考えたこと

結局、これからどっちに向かうのか

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

投資をしていると気持ちの変化が色々と起こります。それを客観的に振り返ってみるとなかなかおもしろいのです。

例えば、100円の株が120円になって、その後に110円になったとする。その場合、元からは10円増えているはずなのにがっかりするんです。
逆の場合もあって、100円から80円に下がってしまった後に90円になると、まだ10円足りないのにホッとしたりする。
結果だけ見れば増えたときに落ち込んで、減ったときに喜んでるというあべこべの状態なんですよね。

もちろんそこには様々な理由があると思うのです。
期待した後に裏切られたというギャップもありそうだし、あとは「結局、これからどっちに向かうのか」と将来のことを想像して評価したりとか。

先の例で言えば100円の株が80円になってその後に90円になっているなら、今の時点では上がってる流れ。下がったというのは過去の話なんですよね。
そんなとき人は今の状態に安心して、時には今の延長線上に希望を見出すんだと思うのです。そしてそれは無意識の場合も多い。

これって投資だけの話ではなくて、人間関係や毎日の出来事に対してもそうだと思ってます。良いことも悪いことも未来と一緒に捉えている。

過去よりも今を見る方が懸命だし、今と同じくらいにこれからのことは大事。
投資をしてると、そんなありふれたことを改めて思い出させてくれるのでした。

ウチヤマケンイチ