令和3年12月20日に考えたこと

その土台となってるのはちょっと前の自分

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

数年前に自分が書いたメモやエッセイをいま改めて読むと、自分が書いたというのにピンとこないことが結構あります。
そういえばそんなことを考えていたなと思い出せはするものの、今も同じ考えかというとちょっと違っていたり、それどころか真逆の考えになってたりもする。
人の考えや価値観というのは時間や環境で変わっていくものなんだなと、再認識するのです。

ただあくまで同じ人間であれば根底に流れているものにはきっと変わらないはずで、それこそがその人たらしめるものなんだと、そんなことを信じたい気持ちもあるのです。
もちろんそれは良い部分も悪い部分もあるのでしょうが、本当にすべてが変わってしまうのはどこか寂しい気がする。

最近、生まれ育った地元の町をよく走っているのですが、色々と風景が変わっていることに気づきます。
もちろん町にいる人たちは僕が子どもの頃とは随分と入れ替わっているはずだし、建物も多くは建て替えられてる。

ただそれでも地元は今でも地元であって懐かしさを感じさせるのは、たとえば道は当時のままだったり、地名は変わっていなったり、建物は建て替えられても入っているお店は一緒だったりと、そうやって形を変えながらも引き継がれている部分があるからだと思うのです。

人も変化していくとはいえ、その土台となってるのはちょっと前の自分。
全部繋がってるし、きっと全部に意味がある。

ウチヤマケンイチ