令和4年5月23日に考えたこと

誤用するにしても本来の意味は知っておく

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

僕は数年前に文字塾という書体デザインの勉強会に参加して、そこで自分のフォントを作りました。
そのときに文字や書体に詳しいプロの人たちと知り合いになったのですが、彼らいわく、約物と呼ばれる括弧や記号が間違った使われ方がされてるケースが結構あるみたいなんです。

たしかに僕も括弧や点の使い方は正直曖昧。デザインで使う際は気を付けていますが普段のメモをとるときや個人的なメッセージを送るときなんかはかなり適当に使っています。なのできっと誤用もしてると思うのです。
ただその誤用が実務面で問題かというとそんなことは無く、例えば最近だとネットの通信データ量のことをギガと呼んでいますが、あれだって元は誤用なんですよね。

言葉の誤用ってなおのこと知らないうちに色々とやってしまっている気がしますが、結局意味は伝わっているので問題が無いといえばそれまでなのです。

デザインに関しては、一応それを専門にしている立場からすると、やはりおかしなデザインというのはちょくちょく見かけます。
でもこちらもそれが実際のところ問題かというとそんなことはないケースも多くて、専門家の正しい知識というのは時に「ただのお堅いルール」になってることも多いなと思うのでした。

ただ、正しい使い方にはそれなりの理由があることも多いはずだから、誤用するにしても本来の意味は知っておいた良いのかもしれません。

ウチヤマケンイチ