令和4年11月1日に考えたこと

物事の楽しみ方って様々だ

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

将棋には、観る将と呼ばれる人たちがいます。自分では将棋を指さずに人の対局の観戦を楽しむファンのことです。

最初、なんとも不思議だったんです。観戦を楽しめるならきっとルールは理解していて、ならば自分でも指せるはずなのになんで指さないんだろうって。
ただ考えてみると、たとえば僕は昔から格闘技が好きなのですが、自分自身が格闘技をやろうとは思いません。他にもスポーツの場合は、観戦のみというケースはよくある話です。

そういえば、最近になって美術館に行くようになったのですが、絵画教室で絵を習い始めたのは3年前です。
でも別に自分が絵を描くからといって、誰かの作品を観たいとは思わなかったんです。

物事を楽しむのって、自分もやって人のも観る場合と、自分はやるけれど人のは観ない場合と、あと自分はやらないけれど人のは観るという、色々なパターンがあるんだなと、そんな当たり前のことにいまさら気づいたのでした。

こんなことに今まで気づけなかったのは、きっと思い込みがあったからだと思うのです。
ちなみに僕が格闘技をやらない理由は、しんどそうだから。将棋は盤と駒があればすぐできるのになぜやらないのかと思っていたけれど、格闘技だって大した道具は要らなかったりする。

物事を始めるハードルというのは道具とか体力とかだと、自分だけの価値観でそう思い込んでた。楽しみ方って様々なんだよね。

ウチヤマケンイチ