令和5年11月21日に考えたこと

少しでも簡単な方法を考える

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

同じ石膏像を何度も描いていると分かるのですが、難しいなりにも描きやすい向きというのがあります。
具体的には奥行きのある向き、例えば斜め横からだと描きやすく、正面を向いていると描きづらいのです。

この理由はシンプルな形だと分かりやすく、仮に立方体であれば3面が見える方向からの方が立体感を出しやすい。これが2面とか、ましてや1面しか見えない向きで立方体の立体感を出すのは至難の業です。
こんなふうに難しいことであっても実はその中に難しさのレベルがあるわけですが、まだまだデッサンが下手な段階だと「どれも難しい」とつい投げやりに判断してしまいがちです。

仕事においても難しい課題やプロジェクトは多々あるわけですが、その場合も同じように比較的簡単な解き方はあることが多い。なのに「とりあえず頑張ろう」という精神論になりがち。
若手の仕事を見ていると、上手くいっていない人というのは、計画もそこそこにとりあえず目の前のことから手を付けていることが多いもの。一方で、順調に進めている人というのはスキルが高いこともあるのですが、なにより計画の中で、少しでも簡単な方法を見つけていることが多いんですよね。

僕もデッサンで、よく分からないからとりあえず描き始めてしまっていたので気持ちは分かるのです。
ということで何事も落ち着いて考えて、少しでも簡単で上手くいきそうな方法を選びたいわ。

ウチヤマケンイチ