令和6年1月10日に考えたこと

とりあえず60点を取り続ける

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

仕事をしていると、「とりあえず」とか、「暫定で」とか、そんな言葉をよく使います。
本当ならもっと時間をかけて100点のデザインを目指したいところですが、ひとまず60点のデザインでリリースするのです。

ビジネスは基本的に時間との戦いだし、そのうえ予算も無尽蔵ではないので、そうせざるを得なかったりする。なんだかネガティブにも思える選択ですが、実際にはこの「60点を取り続ける」ことこそ勝つために必要だったりします。
ポイントはあくまで及第点でギリギリ合格点であるということ。理想を追って100点を目指す方が誠実でポジティブな気はしますが、そんなことをしていればスピードで競合他社に負けたり、採算が合わずにビジネスとしては失敗してしまうわけです。

いま思えばこれは受験も同じで、ほとんどの試験では100点が取れなくても合格できるわけです。それぞれに目安となる合格点があるわけですが、受験生の頃の僕はそれがよく分かっていなくて、とりあえず手がつけやすいものから勉強してしまいました。そして、結果はそれなりとなってしまいました。

社会人になって、勝つための配分を意識するということを教わったわけですが、この割り切りで一気に物事が進めやすくなりました。
これを知らずに仕事がうまく進めらなくて悩んでいる人って結構います。真面目な人ほど100点を取らなくちゃと思っちゃうのよね。

ウチヤマケンイチ