令和6年6月15日に考えたこと

仕事では好きとか執着もきっと大事

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

最近はスマホでもプロ同士の将棋対局の中継が観られます。
昨日も仕事の合間にちょこちょこ覗いていたのですが、昼に観ても、夕方に観ても、そして夜になっても同じように対局をしているのです。将棋中継はぱっと見はいつも同じような絵面なので、なんだか余計にその長さに驚いたのでした。

これまでほとんどプロの対局を観たことがなかったのですが、そういえばお互いの持ち時間を考えると午前中に始まった対局も深夜に及ぶんですよね。昨日観ていた対局もすべてが終わったのは深夜2時でした。

すごいなと思ったのが、それだけ長い対局を終えた後にすぐに感想戦が始まったこと。感想戦というのはその対局を両者で振り返るというもので、迷ったポイントや実際には指さなかった手を指したならどうなっていたのなど、意見交換や答え合わせをするのです。
中継を観ているとお互いに確認したいことがたくさんあるようで、へとへとのはずなのに終わってすぐに夢中に会話をしてるんです。

昨日の対局はA級順位戦というプロ棋士の中でもトップ同士の対局だったのですが、さすがというか、一流の人はすごいなと思ったのでした。それと同時に、それくらい夢中になれるほど好きなことだから、トップになったんだろうなとも思ったのです。
「仕事だから」という理由だけだと、最後の粘りでどうしても差がつくと思う。好きとか執着とかも大事だよな、やっぱり。

ウチヤマケンイチ