令和6年7月31日に考えたこと

目にするよりずっと多くの準備をする

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

オリンピックの日本対フランスのバスケの試合ですごいことが起こりました。
試合終了16秒前の時点で、日本が4点リードしてたんです。バスケは普通のシュートが入ると2点、遠くから入ると3点のルールなので、どちらが入っても逆転はされません。そのうえ、シュートを決めたら次は相手チームのボールになるから、あと16秒であれば奇跡でも起こらない限り日本が勝つと思っていたんです。

ただその奇跡が起きたんです。フランスがファールをもらいつつ3点のシュートを決め、そのファール分の1点のシュートも決めたので試合終了10秒前の時点で同点になったんです。そのまま延長戦に入り、そしてフランスが勝ったのでした。

奇跡と書きましたが、それは確率の面で見れば低いからそういう表現をしているだけで、選手たちは土壇場でも良いプレーができるように日頃から練習をしてるんですよね。普通のシチュエーションで必要なことは当然用意して、特別な状況でも力を発揮できるように準備をしているからこそ超一流なんでしょう。運ではなくて実力のはず。

将棋でもタイトルを獲れるようなレベルになると、とにかく事前の研究が深いそうです。ありとあらゆるパターンを網羅しているからこそ、どんな作戦や状況になっても負けない。
僕らが目にしている部分より、ずっと多くの準備を選手たちは裏でしてるんですよね。デザイナーもそうありたい。

ウチヤマケンイチ