ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

心ここにあらず。
そんな言葉もある通り、心と身体の場所って必ずしも同じとはかぎらないわけです。
でも何かを思い描いたり、昔を思い出したり。
想像力さえあれば心はどこへだって行けるのは、人間の素晴らしい能力だと思います。

最近、ちょっとでも時間が空くとついスマートフォンを触っちゃうんですよね。
街で周りを見渡してもそんな人ばかり。
果てはエレベーターの中やトイレの順番待ち。そんなほんの数十秒しかないようなときにだって。

スマートフォンをいじってるとき、心はどこか画面の中。
心がここにないのは悪いことではないと言いましたが、それってどうなんでしょう。
なんかじっくり腰を据えずに、頻繁に心を行ったり来たりさせちゃう。
これって大丈夫なのでしょうか。

身体であればいろんな場所に移動させると疲れることはみんな知っています。
それと同じように心だって時間をぶつ切りにいろんな場所に移動させるのはなんだか具合が悪そうです。
空いた時間がもったいないからと時間を活用しているのに、結果はむしろ悪いのかも。

子どもの頃、機械のスイッチをかちゃかちゃと頻繁に切り替えて遊んでいて怒られたことがあります。
機械が壊れるって。

そういえば、ぼーっとなにかを考えることってなくなった。
考えごとをするときも、いつもスマートフォンかパソコンが目の前にある。
この春からは、時間が空いたからってすぐにスマホは取り出さない。
すこしずつそんな風に変えていこうと思ってます。

よく考えたら、そんなちょくちょくスマートフォンを触らなきゃならないほど忙しくないもんな。

ウチヤマケンイチ
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