環境を整えること。

ニッカオフィスのウチヤマです。

同じことをするにしても環境によってその質は結構変わりますよね。

僕は活字が得意ではないのですが、本を読むときに電車の中であれば比較的集中するできます。
同じ本を読むにしても、自宅やカフェだとなかなか集中することができません。

他にも「仕事を家に持ち帰ったけど結局やらなかった。」とか「家だと誘惑が多くて勉強できない。」とか。
よく聞く話です。

作業と環境というのは本当に密接につながっているなぁ、と思います。

カフェやファミレスで試験勉強をしている学生や社会人をよく見かけると思いますが、このような半分公共で半分プライベートな環境というのは、集中力を高めてくれるみたいです。
自分以外の誰かがいる、だけど他人だから邪魔はされない環境が良いらしいです。

また作業をするには静か過ぎず、うるさ過ぎずの環境がいいみたいです。
カフェやレストランは確かに適度に音楽が流れたり話し声がするのでちょうど良いんでしょう。

最近は、作業場や打ち合わせ場をシェアするコワーキングスペースというものも増えてきましたね。

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こういった仕事や勉強だけではなくて、日々の生活を冷静に見つめなおすにも環境は大事。

先日参加した研修は第一回と第二回で会場が別でした。
研修の内容は日々を見つめなおし未来につなげるといった内容だったのですが、同じような研修内容にもかかわらず、一回目と二回目で質が全然違いました。

一回目は、緑に囲まれたいわゆる「非日常」の環境。
業務のメールも見れない場所で、日々の生活から一旦離れて、自分を客観視することができました。

二回目は普段仕事をしているビルと同じビル内で行われました。
普段過ごしている場所ですし、業務メールも見れる環境です。
そうなると物理的にも精神的も日々に近すぎて、離れた視点で見ることがしづらくなる。

とにかくいろんな理由で、「場所」や「環境」というのは大事みたいです。
よく作家の先生が作品を書くのに旅館に数ヶ月こもったり、音楽プロデューサーがスタジオにこもったりという話もあります。
また「自分を見つめなおす旅にでます。」なんて話もよく聞きます。僕はやった事ないですが。

「創作」という特にクリエイティブが必要な仕事もそうですが、どんな仕事でも環境は大事。
そして仕事に限らず何かをするときの質を高めたり思考の幅を広げるために、環境を整えるように努めたいと思いました。

ウチヤマケンイチ