守りやすいルール。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

最近、オフィスに1つルールをつくりました。

ルール:”使ってないときは、ミーティングテーブルの上に何も置かないこと。”

オフィスにある大きなテーブル。
日ごろ、複数人での作業スペースや打ち合わせに使っているのです。

知人から譲り受けたのですが、これが本当に大きい。
パソコン作業であれば、多分10人くらいは同時に使うことができるくらい。

ただ大きいと問題も起こっちゃう。
テーブルが大きいと何かが置いてあっても、別の場所で作業ができちゃうんですよね。
これが結構やっかい。それで、ついつい使った物を置きっぱなしにしてしまうのです。

テーブルの上にひとつでも物があると、その近くにまた別のものを置いてしまう。
割れ窓効果ってやつですね。そして気付けばテーブルの上は物だらけになる。

何も置いてないテーブルって、何も書いてないスケッチブックに似てると思います。
その上で、どんな仕事をしようが、どんな使い方をしようが、柔軟にそれを吸収してくれる。
実際、何も置かれていないテーブルって、仕事のしやすさが全然違うんですよね。

テーブルに何もなければ仕事がしやすくなることは分かってる。
だからこのルール、ずっと守られて欲しいのです。

そこでひとつ、ルールづくりに工夫をしました。

それは「何も置かない」というルールにしたこと。
「片付ける」でもないし、「余計なものを置かない」でもない。
「何も置かない」としました。

僕の経験上、人って「判断が必要なこと」は長続きしない気がしています。

例えば「片付ける」をルールにする。
すると「どこまで片付けよう」と考えちゃう。
「今日は忙しいから、ここまでにしておこう」とか迷ってしまう。

あと「余計なものは置かない」だって、これも途端にむつかしい。
「これは余計か?」とか、「これは明日も使う」と判断を始めてしまう。

人って元々「判断」をするのが嫌いな生き物だと思うんです。
だからそういう状況になると、ついつい面倒くさくなってしまって続かない。

でも「テーブルに何も置かない」って決める。
そうするとやることは明確なんですよね。
ひとまず考える必要はなくなるから、あとは身体を動かせばいい。
身体を動かすだけなら面倒なことでも意外とできるもの、というのは僕の経験上の意見です。

僕はかれこれ3年半ほど、毎日ブログを書いています。
これもきっと「週に6日書く」とした瞬間に、とたんにむつかしくなっていたと思います。
書かない1日をどの日にするかを判断しなければならないから。

書く頻度は減るのに、守ることがむつかしくなる。
不思議なものです。

僕は長続きしないタイプです。三日坊主もよくある。
それでもちょっとずつ何かを続けられるようになったのは、そんなふうに「考えなくてよいこと」をルールにしたからかなと。

この調子で、もうちょっとオフィスが片付くといいなぁ。
まずは一番大きなテーブルに何も置かないことから続けてみようと思います。

あ、実をいうと。
小さな観葉植物がひとつだけ、置いてあるんですけどね。

ウチヤマ ケンイチ
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