令和3年3月13日に考えたこと

最後の最後に一番時間がかかるんです

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

昨年末の時点でこのサイトをリニュアルしたデザインは概ね完成していたのですが、引き続き今も準備をしています。
特になにか問題が起こって遅くなったというわけではなく、ウェブサイトの準備というのは最後の最後に一番時間がかかるんです。
システムのバグ潰しなんかでも最初は順調に進んでいく進捗率が、100%に近づくにつれ一向に進まなくなるのはよくある話。

そういえば、ウェブサイトの準備やシステムのバグ潰しの他に、最近デッサンでも同じような経験をしました。
最初の数時間で大方の形は描けるのですが、そこから細部を描いていくのにその何倍もの時間がかかるんです。

ぱっと見は序盤のデッサンと終盤のデッサンはさほど変わらない。
けれど、よく見るとこれが全くの別物で、何倍もの時間をかけて描き込んだデッサンは質感も迫力も正確性も違うわけです。
ただ遠目に見れば、何倍もの時間をかける意味はあるのかと疑問に思うかもしれません。

効率面で考えるなら、ちょっとくらいデザインがおかしくたっていいわけです。バグも、デッサンも同じこと。
ただ本当に考え抜かれたデザインはやっぱり美しいし、たまにバグが発生するプログラムとまったくないバグの無いプログラムの信頼は雲泥の差です。

年齢的なものなのか、目的によるのか、最近は効率もそこそこにしっかりとものづくりをしたいという気持ちの方が強いのです。

ウチヤマ ケンイチ