令和3年4月9日に考えたこと

初心者の時期にしか楽しめないことってあると思う

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今日もアクリル絵具を使って絵を描きました。2回目です。

好きな色を数色選んで、あとは思うままに描く。線を描いたり、丸を描いたり、流してみたり、叩いてみたり。
前回描いた絵はすっかり乾いたので、表面を紙ヤスリで削ってみました。重ね塗りをしていたから、下の色が出てきてなんとも面白い。

仕事でデザインをするときは思うままに手を動かすことというのはほとんどなく、目的や問題を整理しながら必然を見つけて、あとはそれに従って手を動かします。
デザインも絵画も同じように絵を描く行為なわけですが、デザインの場合はどちらかというと数学や物理なんかに近い感覚です。

感覚的に手を動かすという行為はとても楽しいもの。これができるのは知識が無いというのがきっと大きいと思うのです。
絵画のセオリーとか、絵具の使い方とか、そういうことを知っていたら、きっとのびのびと描けないと思う。やっちゃいけないことを気にして委縮しそうです。僕の場合。

実際、デザインの方はかれこれ10年以上やっているので、ある程度セオリーとか、勝ちパターンを知っているのですが、そうなるとなかなか思うままに手は動かせないものです。
なので、始めたばかりの人のデザインを見ると、自分には出てこない発想にハッとさせられることもよくあります。

初心者の時期にしか楽しめないことってあると思う。ありがたく味わっておくことにしよう。

ウチヤマ ケンイチ