令和3年4月25日に考えたこと

描きたいから描く、でいいじゃん

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今月から鉛筆デッサンではなく、アクリル絵具を使って抽象画を描いてます。
デッサンと比べると自由度は一気に広がり、難しいことは考えずに好きなように絵を描く時間は、同じ絵画教室で過ごす時間でもちょっとこれまでとは違うのです。

自由さは描き方だけでなく、何で描くかとか、絵具以外は使わなくてもいいのかとか、そういうところまで及びます。
先日はモデリングペーストというキャンバスを盛り上げる下地材を使い、そして今日は習字の半紙をわざとシワが出るように貼って、その素材感のあるキャンバス上に絵を描いたのでした。

やってることは子どもの遊びみたいなものですが、それが楽しいし、そうだから良いとも思うのです。

仕事には目的があって、顧客仕事であればなおのこと目的を意識します。それとはまったく違う体験。
目的を達成する仕事はそれはそれで楽しく、僕はどちらかを選べと言われたたら、絵を描くよりも仕事を選ぶと思うのです。
僕にとっては目的がある物事の方が楽しいし、取り組みやすいし、向いていると思うのです。

ただそれだけだった生活に、自由な時間が加わったところにこそ意味があると思うんです。
まったく方向の違うことが1日の中に入ってきたことで、なんだかとてもバランスが良くなったように思うのです。

ちょうど今日、隣で話している人の会話が聞こえてきました。「描きたいから描く、でいいじゃん」って。

ウチヤマケンイチ