令和3年5月1日に考えたこと

ニッカ明朝の制作を再開しようと思っています

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

2年前にニッカ明朝というオリジナル書体をつくりました。このエッセイのひらがな部分にその書体が使われています。

フォントというのは一度完成したら、そうそう修正することはできません。それは様々な場所で使われるからで、途中で変更しようものなら混乱は避けられないわけです。
けれど、ニッカ明朝はニッカオフィスしか使わないプライベートなフォント。だから、いつでも気になったところは直せるという特徴があり、完成後はコツコツと手を加えていく予定でした。

ただ一度終えてしまえば後回しにしてしまうもの。結局、そこから1度も手を入れていません。
2年前、ひとまず完成できたのは文字塾という場があったからこそ。展示会という期限と仲間がいたから集中できたわけで、いくら楽しいと言っても期限が無ければ後回しにしてしまうことを今回改めて痛感しています。

先日このサイトをリニューアルして、改めてニッカ明朝を使ってみたわけですが、これを機にニッカ明朝の制作を再開しようと思っています。
まずは2年前につくれなかったカタカナの制作と、あとはひらがなの方もおかしなところがたくさん残っているので、そこを直していこうと思うのです。

問題は再開にするにしても、期限が無ければ結局やらないということ。
そういえばちょうど40歳になったばかりですし、歳に合わせて更新するルールにしようかと思っているところです。

ウチヤマケンイチ