令和3年5月26日に考えたこと

どこでもできることなのに、専用スペースをつくること

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

詰将棋を頻繁にやるようになったので、自宅と仕事場に将棋の勉強スペースを作ろうと思ってます。
ずっと使ってなかった座布団にカバーを新調して、そして将棋盤と駒、あとは将棋の本を並べておく。

別にいつものデスクに将棋盤を出せば、わざわざ専用スペースなんて無くても将棋の勉強はできるわけですが、でもそこに座ればいつでも勉強できるという体験が、モチベーションを上げてくれると思うのです。
どこでもできることなのに、専用スペースをつくること。合理的ではないかもしれないけれど、なんだかそういうのって大事だと思うのです。

そういえばスマホというのは、これとは真逆の体験です。スマホが登場したおかげで、ウェブを見るのも、本を読むのも、動画を観るのも、ついには仕事や投資までどこでもできるようになりました。
さっきの将棋スペースの座布団に正座をすれば将棋の勉強をするモードになるのとは違って、いつでもどこでも、なんでもできてしまう。
場所や環境を変えることによる気持ちの切り替えを失ったことは、なんだか良いことばかりではない気がします。

分かりやすいところでいえば、スマホで仕事ができるようになったことで、プライベートの時間にも仕事に片脚が入っている人は結構いると思うんです。
場所によってやることを変える。この不便さはやっぱり必要なことだと思うし、現代人にはとても贅沢な気がするよ。

ウチヤマケンイチ