令和3年6月13日に考えたこと

自分よりも上の人の対局を解説するということ

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

将棋の対局を観ていて不思議だなと思うのが、解説者が対局者よりも段が低かったり、若手だったりということが多いこと。
スポーツなんかだとその分野で活躍していた人、特に超一流の人が解説をすることが多いと思うのですが、それゆえに話している内容も説得力が増すものです。

もちろん自分でプレーするのと解説をするのとでは異なる部分も多いと思うので、超一流のプレーヤーが解説者としても優れているかは分かりませんが、やっぱりプレーヤーと解説の実績が逆転してしまうとなると、どこまで把握できているのか疑問に思ってしまう。

自分よりも上の人の対局を解説するというのはどういう狙いがあるんだろう。
対局を観ている人のほとんどは対局者や解説者よりも実力はないはずで、僕みたいなほとんど初心者もいる。
そう考えると対局者との間を取り持つなら、ある意味で視聴者と一緒に考えながら観戦するというのは良いことかもしれません。

他に考えられるのは、第三者として観ていると自身が対局しているときには見えないものが見えるのかもしれない。
でも対局中の集中力を考えると、解説者が対局者よりも深い読みができているとは思えないよなぁ。

別に解説者を対局者と同等以上にすべきだと思っているわけではないのですが、単純に不思議に思ったのでした。
ちなみに思いもしなかった手が指されて、解説者が「おぉ」ってなる瞬間は結構好き。

ウチヤマケンイチ