令和3年8月22日に考えたこと

勝ちの基準が関係者でそもそもズレてること

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

将棋を指していると、勝負を仕掛けるタイミングというのがあります。

将棋は相手よりも先に王将とれば勝ちのゲーム。どんなにたくさん駒をとっていても王将をとられたら即負けだし、逆にどれだけ攻め込まれても、相手の王将さえとれば勝ちになる。
だから自陣が攻め込まれたり大事な駒がとられそうだとしても、今なら先に攻め込めるという読みがあれば駒をとられることも厭わずに攻め込むわけです。

そういう勝負どころで踏み込まないと、負けづらくとも勝つこともできない。相当な力の差が無ければ、最初から最後まで完璧に有利な状態を維持しながら勝ち切るというのは難しいゲームだと思ってます。どこかで勝負に出て、リスクをとりながら勝ち切るルートを掴むわけです。

そもそも自分がしている勝負は王将をとれば勝ちのゲームなのか、それとも例えば終了時点で多くのポイントを持っている方が勝ちとなるオセロのようなゲームなのか。それにより戦略は大きく変わってくるわけです。

これを日頃の仕事に置き換えてみると、この勝ちの基準が関係者でそもそもズレてることが結構あると思うんです。自分は将棋のルールで進めてたのに、隣の人は実はオセロのルールだったという。

ルールは自分で決められることもあれば、外部要因が決めることもある。
どちらにせよ、それをお互いに確認しないことには残念なすれ違いが起こるなと、そう思ったのでした。

ウチヤマケンイチ