令和3年9月19日に考えたこと

1つも間違えられないという緊張感

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

昨日、将棋は勝ち負けがはっきりするところが楽しいと書きましたが、他にも日ごろ味わえない要素があります。
それは、「ここからは1つも間違えられない」という緊張感です。これが楽しい。

将棋は先に相手の王将を詰んだ方が勝ちというルール。なので、どんなに劣勢でもそこから相手の王将を一気に追い込めば、逆転勝ちできるんです。

攻め込まれている緊張感のなかで、「こうすれば詰ませられそうだ」と答えを見つけ出して、それに従って駒を進めていく。
相手が自分の思った通りに駒を動かすとは限らないので、いろんな動きを想定しながら進めるんです。

一手でも間違ってしまうと、自分が即負ける。そもそも見つけた答えが合っているとも限らない。
まるで時限爆弾を解除するような、そんな緊張感が味わえるのですが、こんなスリルも日常ではなかなか味わえません。

緊張感を作り出すのは持ち時間です。将棋ではそれぞれ持ち時間が定められているのが普通で、そのカウントダウンの中で考えます。
一方、対局ではなく詰将棋の勉強をするときなんかは、僕は制限時間を決めずに取り組んでいるのですが、これはこれでまた違った楽しさがあります。
緊張感とはうって変わって、あらゆるパターンをじっくり考え尽くして最善手を見つけるという、宝探しのような楽しさ。

ほんと良い趣味を見つけたよ。ウクレレもそうだけど、もうずっとやっていきたい。

ウチヤマケンイチ