令和4年2月6日に考えたこと

同じ対象でも人によって見えてるものは違う

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今日、デッサンで先生に指摘されたことがピンとこなかったんです。
ピンときてないから直すこともできず、それで同じ部分を何度か指摘されることになりました。

そこでようやく気付いたのです。指摘内容は「もっと像の腹筋部分を手前に出したい」というものでしたが、実は僕の目には腹筋は平らに見えていたのです。
それが像に近づいて確認してみると、たしかに像の腹筋は大きく手前に出ていて、なるほど先生はこのことを言っていたのかと納得したのでした。

正しくデッサンをするには、実際に手を動かして描く行為だけでなく、それ以前にモチーフの形を理解することが必要です。
以前はこのことが分かっていなくて、対象物をただ見れば良いと思っていました。実際には目に映しているだけでは不十分で、積極的に形を理解しにいかなければならない。
今日の僕は像をなんとなく眺めているだけで、理解も把握もしてなかったのです。

こんなふうに一口に「描けない」といっても、形は分かっているけれど描く技術が無い場合と、今回のようにもそも形を理解していないケースがあるんですよね。
仕事においてもアイデアを出したり実行したりする以前に、そもそも何が問題なのかを把握することが必要になる。
実は解決することよりも、この問題の把握の方で差がついている気がします。

もっと積極的に見なくちゃ。同じ対象でも人によって見えてるものは違う。

ウチヤマケンイチ