令和4年3月15日に考えたこと

しつこさと潔さが共存してる不思議

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

将棋で勝てるときというのは、あれやこれやとその後の展開をたくさん考えているんです。
良い手が見つかっても、いやいやもっと良い手があるんじゃないかと、そんなふうにとにかくたくさんのパターンを考えてる。

いっぽう負けてしまうときというのは、全然考えられていないんですよね。
良さそうな手が見つかればそのまま指してしまうし、良い手が見つからないときですら、きっと大丈夫だろうと根拠もない期待をして指してしまう。
より良い指し手にこだわる姿勢は、「しつこさ」とも言える思うのです。そういえば、起業でも最も大事な条件はしつこさだと聞いたことがあります。

ただ、しつこくなるのってなかなか大変だと思うんです。仕事でいえば労働時間が長くなるかもしれないし、相手があることなら煙たがられるかもしれない。
一般的に「しつこい」という言葉はネガティブな意味で使われることもあるわけで、なにも考えずにただただしつこくあれば良いというわけでもなさそうです。

もうちょっと良さげな言葉を使えば、「粘り強い」とか「諦めない」でしょうか。

考えてみると、結果を残している人というのは皆さん粘り強い。ただそれに加えて、潔さも持ち合わせていると思うのです。
意味としては真逆のことだと思うのですが、それが共存してる不思議。

何に対してしつこくて、何に対して潔いのか。そのバランスが大事なんだな、きっと。

ウチヤマケンイチ