令和4年5月5日に考えたこと

描かれてないところにまで広がってた世界

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

僕は中学、高校とバスケ部だったのですが、スラムダンクという漫画の影響をかなり受けました。
むしろスラムダンクが流行っていたおかげで、背が高いならバスケでしょう、という考えになったのかもしれません。
小学生の時は漫画クラブと将棋クラブに入っていたので、運動部に入ること自体、やはりかなりの影響です。

そんなスラムダンクにはモデルとなる学校や人物がいるようなのですが、とはいえあくまでフィクション。実在はしないんですよね。
最近そんなスラムダンクの登場人物や物語の背景を考察する動画を見たのですが、すごいと思ったのが、作中には描かれていないことをその人が色々と推測しても極めて自然で、破綻がないんです。

「作中には描かれていないけれど、この人の中学生時代はおそらく…」みたいな話をするんです。
実在する人物なら世に知られていないエピソードも実際には存在しているわけですが、それがフィクションとなれば、作中に登場する話以外はからっぼだっておかしくない。それなのにその人の性格や言動、他者との関係みたいなところから第三者が推測できて、そこに正解や不正解があるそうだと思わせる。
それってすごいことだと思うのです。いかにスラムダンクの世界が立体的で、描かれてないところにまで広がってたのか。

僕もデザインをするとき、見えないところまで辻褄が合う設計ができるようになりたい。

ウチヤマケンイチ