令和4年10月4日に考えたこと

自分の中にまずひとつ軸を得る

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

昔、テレビで島田紳助さんが言っていたのですが、何かの分野の知識をつけるとき、誰も知らないマニアックなことについて深く知っていると、それだけでその分野について詳しい人に見られるらしいのです。

その時はたしか野球を例に出し、有名選手よりも地味な選手の良さについて熱く語れるお陰で、周りからはかなり野球に詳しいように見られていると話してました。
実際には、野球のことはあまり知らないんだとか。

これはなるほどと思ったんです。そしてこの話は人からの見られ方だけでなく、自分自身にとってもなにかを学ぶときに楽しいのかもしれません。
物事を網羅的に学ぶことは大事で、偏りがあると事実を見誤ってしまうもの。一方でひとつ自分ならではの軸があると、新しい情報が入ってきた時にそれを解釈しやすいと思うのです。

僕はこれまでアートをほとんど見たことがなかったのですが、先日リヒターという画家について勉強したことで、次に別の作家の作品を見たときに比較してできるんじゃないかと思ってます。
もしこれが教科書通りに、まず美術にはこういうジャンルがあって、それぞれのジャンルで有名な作家は誰で、と順番に学んでいたらちょっと退屈なような気がします。

動的な学び方と静的な学び方というイメージでしょうか。自分の中にまずひとつ軸を得て、それを起点に学んでいく方のもなんだか楽しそう。次は何を観に行こうかな。

ウチヤマケンイチ