令和5年1月20日に考えたこと

質よりも量が大事な時期もある

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

先日久しぶりに木炭デッサンをしたのですが、制限時間6時間で描きました。

以前はまだデッサンに慣れていなかったので、気になるところは自分ができる限界まで描き直していたんです。
そんなやり方だったから、結果的に1枚描くのに数十時間かかっていました。

制限時間を設けると、最初から最後まで進め方そのものが変わります。
おかしければ後から直せばいいやと手数でごまかすことはできなくなり、緊張感と時間あたりの密度は増すわけです。
一方で、消しては描いてを繰り返すことで失敗も気づきもたくさん生まれるわけで、時間が短いと試せないことや省略してしまう工程が出てくる。

どちらのやり方が良いのかと言えば、それぞれに得られることが違うからどちらも大切だと思ってます。
自分のステージに合わせて、それぞれを組み合わせるのが良いんじゃないかと。

僕は絵についてはよく分かりませんが、少なくとも仕事においてはとことん時間をかけて仕事にどっぷり浸かる時期と、限られた時間の中でできるだけ高い成果を出そうとする時期の、その両方が必要だと思うのです。僕はここ数年はずっと短時間労働ですが、以前は長時間労働でした。

そういえば、長時間労働について厳しく言われるようになって久しい。
もちろん守られる部分は大きいのでしょうが、手数が減ったことで、いつまで経っても得られないこともあるんだろうと思うのです。

ウチヤマケンイチ