令和5年1月26日に考えたこと

若手から正してもらえる年長者

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

若手に対して、仕事の進め方とか向き合い方のアドバイスをしているときの話。

伝えていることのほとんどは、僕自身が若手だった頃に周りの人たちから教えてもらったことです。
自分なりの解釈を加えることもありますが、基本的には教わったことをベースにして、それをまた次の世代に伝えているわけです。

一方で、自分自身は年次が上がってしまって、人から何かを言われるということはほとんどなくなりました。
ただ言われていないからといってきちんとできているのかといえばそうとも限らず、ただ単に立場がそうさせているだけだと思うのです。

小言を言われない代わりに、アドバイスも貰えないし、直すべきところも言ってもらえない。
気楽といえば気楽ですが、長い目で見れば健全な状態ではなく、なんとかしなければと思うのです。

そんなこともあって、僕が若手に何かを伝えているときは、同時に自分自身にも言っていることが多い気がします。
ちょうど自分が教えてもらった時のことを思い出しながら、むしろ当時の先輩やら上司の言葉をなぞりながら話していることが多いのです。

そういえば、僕は自分のデザインしたプロダクトのユーザーに意見を聞くのが好きなんです。
理由のひとつに、率直にダメなところを言ってもらえるというのがあるのかもしれません。

若手からダメ出ししてもらえる年長者になりたいのですが、さて、どうしたらなれるんだ。

ウチヤマケンイチ