令和5年3月15日に考えたこと

若手に僕のレベルを見てもらう

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

若手メンバーと一緒に仕事をしていると、どうしても自ら手を動かす機会は少なくなり、若手に対してレビューや指示出しをすることが増えがちです。
ただ長らくレビュワーばかりをしていると、なにかと問題も出てくると思うのです。

現場には現場の事情がある。理屈の上で正しいことが本当に正しいとは限らない。
それを理解する意味でも自らプレイヤーとなる必要があるし、あとはただ単純に自ら手を動かしておかないと腕が鈍るというのもあるのです。これらは僕自身の問題です。

一方でレビューされる側、つまりは僕にレビューされる若手にとっても、僕が実際のところどんなデザインをするのかを知っているかどうかは大きいと思うのです。

限られた時間の中でコミュニケーションをしていると、どうしても内容は抽象的な理想論になりがちです。
それが実際のデザインではどうなるのか、実物を見てもらうことは日頃話している内容をより理解するという点でも大事だと思っています。

あとなにより、「この人はどれほどのデザインができるのか」という、単純に僕のレベルを見てもらうということが大きい。
これは僕にとってもプレッシャーなわけですが、実際あれやこれやと若手の仕事にコメントしているときに「ではお前はできるのか」ともう1人の自分が自分に言うわけです。

ということで、プレイヤーに戻りつつあります。やっぱり大変。そして楽しい。

ウチヤマケンイチ