令和5年11月19日に考えたこと

たまには人生観を変えてみたい

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

高校生の頃に流行った、春になると今でも聴きたくなる曲があるのですが、その作詞作曲をしたのがギターの人じゃなくてドラムの人だったと今日知りました。
同時期に流行った他のバンドはたいていギターが作詞作曲をしていたので、当然そのバンドもそうだろうと思っていたんです。25年間ずっと勘違いしてた。まさかあっちの人が作った曲だったとは。

長く勘違いしていたことに気づいた瞬間ってちょっとおもしろい。僕は数年前から毎日万年筆で手書きをしているのですが、始めた頃は書き順をずっと間違って覚えていた漢字がたくさん見つかりました。

バンドの話も漢字の書き順も僕にとってなにか大きな影響があることではないのですが、勘違いしていた期間が何十年と長いからなんだか不思議な感覚です。おそらく他にもいまだに勘違いしてることがたくさんあるはずで、些細なことだからこそ勘違いが解消されるチャンスもなくて、ずっとそのままになるんですよね。

些細なことではなく、ずっと自分の中にあった判断基準や価値観に関わるようなことであれば、それこそのインパクトは相当なものだと思うのです。
よく海外旅行なんかに行って「人生観が変わった」なんてことがありますが、勘違いの解消とは違うものの基準の更新という意味では似てる。

大人になると人生観が変わる瞬間なんてそうそう無いんですよね。それはそれで退屈なものです。

ウチヤマケンイチ