令和5年11月29日に考えたこと

目に見えないほどの変化が積み重なる

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

数年間、毎日使っていた万年筆を今日初めて掃除しました。

万年筆ってしばらく使わないとインクが乾いてしまって、インクの出がわるくなるんですよね。
他の万年筆はそうやってインクが詰まってしまったとき、使い始めるタイミングで掃除をしていました。ただ今日掃除した万年筆は毎日使っていたからか、乾くこともなくもうずっと問題なく使えていたんです。
それがちょっと前からインクがかすれるようになり、もしやと思い掃除したらすっかり調子が戻ったのでした。

まぁ、考えてみれば毎日フタを外して使っているわけなので、ちょっとずつ乾いていっていたのでしょう。積み重ならなければ分からないほどの小さな固まりができていき、ついに詰まったのかもしれません。
鍾乳洞は1ミリ成長するのに数十年掛かるそうですが、それのミニチュア版という感じでしょうか。

仕事においても目には見えないほどの変化が積み重なって、数年単位で見るとそれが大きな変化になっていることは良くあります。そういう変化は、良い面でもわるい面でもなかなか抜けづらいものです。

一方で、すべてがそのようなゆっくりとした変化では、現場のスピードにはついていけなかったりする。
特に、長年の積み重ねでわるいクセがついてしまったときは、相当に意識をしないと抜けにくい。

良いクセは積み重ねて強固にして、わるいクセはできるだけつかないようにしないとな。

ウチヤマケンイチ