令和5年12月2日に考えたこと

自己評価が高くなったら気をつける

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

最近、絵画教室で先生にデッサンを褒めてもらえることが増えました。コツコツと続けてきて、ようやく要領が掴めてきたのかもしれません。

おもしろいのは、自己評価はむしろ下がってるという点。
以前はそれなりに描けたかなと思うこともあったのですが、先生に見てもらうと評価はイマイチでした。それが最近はなかなか上手く描けないなと思うようになって、それと同じくらいのタイミングで褒めてもらえるようになったのです。

これ、心当たりがあるんです。
仕事で若手デザイナーにデザインを教えるとき、自己評価が低い人ほど実際には良い仕事をしていたりするのです。おそらくそれは、目指しているレベルが高いからこそ、視野が広がって見えてるものが増えたからこそ、自己評価が低くなっているというのもあると思うのです。

僕のデッサンも、それなりに描けるようになったからこそ、自分の下手さが分かるようになったのかなと。
そう考えると、これまで密かに自信を持っていたのがなんとも恥ずかしい。先生にはきっとバレてたのでしょう。

一方で、モチベーションを維持するには勘違いの自信でも役には立つもの。実際に下手で自己評価も低ければ、なかなかそこから突破するのはむつかしいと思うのです。
またしばらくしたら、自分はデッサンが上手いかもと思うときがくるかもしれません。たぶんその時は、むしろ実際は伸び悩んでるときだな。

ウチヤマケンイチ