令和5年12月29日に考えたこと

銘柄も分からないまま選ばれる

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

近所のスーパーで何気なく買ってた焼き芋。実は2種類あったみたいなんです。
シルクスイートと紅はるか。今日2つ並んで売っているのを見て、2種類あったことに気づいたのでした。

気づかないならどんな芋でも良いかといえばそんなことはなくて、どっちもおいしいからこれまで何度も買っていたんです。
いざ食べ比べてみても、普段からあまり味の分からない僕にとってはどちらも甘くて美味しい焼き芋でしたが、一応覚えましたよ、シルクスイートと紅はるか。

良いデザインというのも、気づかれないことが多いもの。でも、それが理想の状態だと思うのです。
焼き芋もどんな品種であるかはさておき、とりあえず美味しいから買って、そしてあとからそれがシルクスイートと紅はるかだと分かる。
今後もたぶんあまり品種を気にすることはなくて、いやむしろあまり美味しくなかったときにこそ、これはなんて品種なのかと、そっちを覚えてしまうかもしれません。

広告とかブランド品のような印象も一緒にデザインする場合は話が別ですが、僕がメインでデザインしているような業務アプリや検索サイトはデザインの存在が気づかれないほど良かったりする。
むしろ話題にあがってしまうのは使いづらいとか分かりづらいといった、マイナスのときなんですよね。

とりあえず前回も美味しかったからまた選ぼうと、銘柄も分からないままに自然と選ばれるのは理想だな。

ウチヤマケンイチ