令和6年2月1日に考えたこと

合格点すれすれをいつでも狙えるか

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

僕はデザイナーですが、実際の業務内でやっていることはなにもデザインばかりではありません。むしろそれ以外のことをしている時間の方が多く、それは僕以外のデザイナーも似たようなものだと思うのです。

例えば、顧客の課題を整理したり、スケジュールを管理したり、市場の調査をしたり。デザインをするための準備なので、広義の意味ではそれらもデザインの仕事と言えなくもないですが、色や形、レイアウトを決めるといった「いわゆるデザイン」をしている時間は思いほか少ないのです。

そんな中、たまにプロジェクトの進行次第で細かなところまでデザインができるときがあります。大きなデザインの方向性だけでなく微妙な色の違いや、線の太さの違いなんかを細かく検討してデザインを決められる。すごく楽しい時間です。
もちろんこういう調整も重要なわけですが、そこに時間を割けないくらいにプロジェクトというのはバタバタしているのが普通で、60点がとれているならそこから100点に近づけるよりも、もっとやるべきことが出てきてしまうわけです。

デザイナーとしてここで大事になるのが、どこまでデザインすれば60点がとれるのか、つまりは合格点なのかという見極めです。不合格のデザインでは当然ダメだし、こだわり過ぎるのも仕事としてみるとダメだったりする。

このスレスレを狙えるデザイナーって、結構少ない気がするわ。

ウチヤマケンイチ