令和6年3月5日に考えたこと

本当は図録を買ったら帰りたい

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

椅子の展示会に行ってきました。
20世紀にデザインされた名作と言われる椅子が100脚も展示されていて、学生時代に椅子の研究をちょろっとしていたのですが、見たことのある椅子がたくさんありました。

ものすごく楽しかったと言いたいところなのですが、実はそうでもないんです。
別に今回の展示会がダメだったというわけではなく、そもそも美術館とか展示会に行ってもそこまで興味が持てないんですよね。

極端に言うと、美術館にしても展示会にしても図録を買ってさっさと帰りたいのです。
僕は学生の時、建築学科に所属していたのですが、あまり建築に興味が持てなかったんです。そこで何か他に研究対象はないかと探したらとき、多くの建築家がデザインをしている椅子に興味を持ったのです。

椅子の良いところは、名作と呼ばれるものでも商品として販売されていることが多いから手に入るということ。実際、僕は学生の頃からコツコツと椅子を買っていて、今では自宅も仕事場も椅子だらけです。
一方で、建築となると当然手に入らない。なんだかそこに自分の興味の境界線がある気がします。

美術館にしてもその場で作品を観るよりも図録の方が気になる。もしその絵が購入できるならまた話は別で、俄然興味が湧いてくるんですけどね。

そんなことを言いつつ、美術館や展示会にはちょくちょく行ってます。それを楽しめることに憧れがあるのです。

ウチヤマケンイチ