令和6年3月24日に考えたこと

その言葉が含むニュアンスを知っておく

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

業界や分野ごとに専門用語というのはあるわけですが、一般用語でも独特な使い方をするケースがあると思うのです。

将棋関連の動画を観ていてよく耳にするのが、「充実している」という表現。意味はそのままなのですが、日常的には使いそうであまり使わないと思うのです。
僕自身も誰かから言われたことはないし、言ったこともない。別に言葉の意味としては、ビジネスシーンやスポーツ分野なんかでももっと使われても良い気がするんですけどね。

あとは株式投資なんかをしていると、「嫌気して」という表現をよく見かけます。こちらも意味はそのままなのですが、あまり他の場面では目にしないと思うのです。
ちょっと言葉として強すぎるというか、日常の言葉としては「イヤになって」くらいの表現の方がよく使われる。これでも業界ならではの使われ方だと思います。

言葉というのはそれが示す状態とセットなわけで、共通認識がとれているからこそ安心して使えるんですよね。そう考えると業界内であれば独特の表現がよく使われるのも分かる。
世代が違えば使う言葉や表現もズレがあるし、伝わり方も変わるわけで、最近では文章の終わりに「。」がついていると怖さや冷たさを感じる世代もいるようですが、これも共通認識があるかないかの違いだと思うのです。

自分のカテゴリの関係なく、他の世代や業界の認識を知っておいた方が世界は広がりそうだな。

ウチヤマケンイチ