令和6年3月30日に考えたこと

AIがマナーになってしまわないか

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

ネットを見てるとAI関連の新しい話がとにかく毎日のように出てきて、もうすっかり驚かなくなってしまいました。

今日見たのは、動画で話をするときカンペを見るなどしてカメラから目線を外しても、カメラ目線に変更するサービスと、カジュアルに撮ったスナップ写真からフォーマルな証明写真を作るサービスです。

どちらも今の常識に合わせると需要のあるサービスだと思うのですが、こういうサービスを誰でも使えるようになった後は世の中はどっちに向かっていくんだろう。

AIを使えば当たり前に加工できることは、むしろマナーとして皆が当たり前にやるようになるかもしれないし、それとも皆んなが皆んな綺麗になりすぎたせいで、むしろ粗のある人間らしい方を求めるようになるかもしれない。

例えば、ウェブ会議なんかだと肌を綺麗にしてくれるフィルターがありますが、それを使わずに素顔を晒すことは化粧をせずに人前に出ることのようになるかもしれない。逆に、皆んなが皆んなツルツルで同じような姿になった後は、ヒッピースタイルが流行ったようにもっと人間らしい方向に逆回転を始めるかもしれない。

そのどちらになるか分かりませんが、少なくともAIで生み出される美しいもの、素晴らしいもの自体には価値は無くなって、あくまでマナーや常識のように使って当たり前になるか、逆に敬遠され始めるかのどちらかだと思うのです。

ウチヤマケンイチ