令和6年4月15日に考えたこと

どうすれば絵としておもしろくなるのか

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

ちょっと前から油絵具とペインティングナイフを使って石膏像を描いてます。
特にプランもなく描き始めたのですが、ひとまず石膏像なので白だけを使って描いていました。油絵具は厚みがあるので、白だけでもそれなりに絵が描けるのです。

ただいくら描いてもおもしろみが無い。ということで、今日は試しに黒も使ってみました。
影の部分や形が変わる部分にだけポイントとして黒を入れたんです。そうしたら途端に絵としておもしろくなったんです。いままでは絵っぽくなかったのに途端に絵に見えて、作品っぽくなったんです。

普通、絵というのは色を使って描かれているものなので、白だけでは絵に見えないというのは当たり前といえば当たり前なのですが、この黒が入った瞬間にガラリと印象が変わったのはどうしてなのか。
白と黒というのはコントラストが最も高い色の組み合わせなので、2つの色が並んでいるだけでも印象的な表現になるし、それに加えてモノトーンであることの見やすさとか、あえて色を使っていないことの特異さとか、そういうことも影響している気がします。

なんかこんなふうに、どうやって描くとおもしろいくなるのかを考えるのが最近すごく楽しいのです。以前は、絵についての「おもしろい」という表現は、ロジカルじゃなくて苦手だったんですけどね。
頭で考えつつも、絵を描くことそのものを楽しめるようになってきた気がします。

ウチヤマケンイチ