令和6年7月21日に考えたこと

甲羅を背負って牛乳を運んでみる

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

ここ最近はずっと10分で描き終えるクロッキーばかりやってました。

描き慣れたアングルであれば10分でもそれなりにモチーフを押さえられるようになったのですが、モチーフを後ろ向きにして見慣れないアングルで描いてみたとき、さっぱり形が捉えられなかったんです。
何枚描いても上手くいかず、そこでひとまずは形状をきちんと理解するためにデッサンのように時間をかけて描いてみることにしたのでした。

すると途端に描きやすい。10分だとろくにできなかった観察がじっくりできるし、一発で形をとらなければならなったところが、描き直す時間もある。それがどれだけ描きやすいことか。

おもしろいのは10分のクロッキーをやる前も同じように時間があったわけですが、その時はこうは上手くいかなかったんですよね。一度、厳しい条件下で集中して取り組むことで、まず単純にスキルが上がる。そのうえ、実はいつもの環境だって上手く進めるために工夫する余地がたくさんあったことに気づくのです。

ふと思い出したのが、漫画のドラゴンボールで重たい甲羅を背負って毎日ひたすら牛乳配達をしたシーン。戦い方を直接学ぶのではなくて、シンプルな運動をひたすら頑張っていたらベースの能力が上がってたというね。
それにしても子どもの時に読んだ物が大人になってからの行動にも影響してるなんて、小さい頃に何に触れるかって結構大事だな。

ウチヤマケンイチ